急行型気動車として全国を駆け回っていたキハ58系から、前期形タイプをデザインしたものです。動力や台車はロクハン製ショーティ用のものを使用します。動力車の作成に少し手がかかりますが、その分快調に走るよう何度も見直しをかけ、工作のしやすさと確実性の検証を重ねてのリリースです。
ショーティ用の動力シャーシは非力ですが価格が手ごろなので、複数の動力車を編成に組み込んだ長大編成や2両編成のローカル線快速等、様々な楽しみ方ができます。また、キハ40系やキハ52にトレーラーを牽かせても、ひと頃のローカル線ムードを楽しんでいただけると思いますので、貴鉄道にも是非入線をご検討下さい。
ラインナップ
車種は上記の3タイプですが、キハ58については動力化用のボディとシャーシをリリースしていますので、今回は4種類のリリースとなります。
ディティール
まずはボディですが、研磨や塗装といった細かい作業が必要なことを念頭にバランスを取ってみました。小さなモデルですが、寸法の制約の中でキハ58に見えることを大切に考えています。
組立て見本で、各部をご覧ください。
小さいとはいえ、色差しで印象がかなり変わります。Hゴム幅は0.2mmで設計しましたが、突き出しも同寸法としましたので、筆による色差しは比較的しやすくなっており、挑戦のしがいがあるモデルとなっています。
組立て見本の色差しは窓と方向幕部分のみですが、ライトケースやドアの小窓などの細かい部分に色差し可能なように設計しています。また、ヘッドライトの穴径は0.6mm、テールライトの穴径は0.4mmと、それぞれ0.5mm、0.3mmの光ファイバーなどを通すことを想定していますので、点灯化を目指してみるのもいいかも知れません。
各部のディティールもご覧ください。
キハ58屋根部分 キロ28屋根部分
キハ58床下機器 キロ28床下機器
キロ28では客室部分窓ガラスを、キハ58とキハ28では前面の窓ガラスを造形に含めました。
キロ28客室窓 キハ58前面ガラス
仕上げはペーパーがけがメインですが、気軽に取り組んでいただけるように、検証した作業手順を組立てガイドに紹介しています。
モーター車
モーター車は、安定した性能を持つ製品である、ロクハン製ショーティ用動力シャーシを使用する設計としています。
動力シャーシ 組付け部
集電板の加工やバネなどのパーツが別途必要ですが、いずれもNゲージで市販されているものを使用する設計としています。手順については、公開済みの組立てガイドで詳しく説明していますので、組付けに不安はありません。
組立てガイドへのリンクは後ほどご紹介していますので、是非一度ご覧ください。
さて、組付け部の写真にあるとおり、可能な限り床下機器も表現しています。
キハ58モーター車側面1 キハ58モーター車側面2
ロクハン製ショーティ用動力シャーシの牽引力ですが、ウエイトの補充なしの状態で、平地でトレーラー4両を繋げた5両編成を走らせることに問題はありませんでした。
トレーラーについて
トレーラーについては、ロクハン製ショーティ用トレーラーシャーシの台車を使用します。この台車には集電端子が組み込まれていますので、その集電機能を活かすことができるように、各シャーシにはモーター車と同様な集電板用の溝を用意しています。
全体の構成と組立てについて
今回リリースした車両の構成と組立て方法については、専用のガイドを作成していますので、以下のリンクをご覧ください。
このガイドでは、公開中のマーケットプレイスへのリンクの他、今回リリース分の全ての組立て説明書と使用説明書を用意しています。
以下のリンクをクリックしてください。
終わりに
以上でご紹介を終わりますが、このシリーズの継続分としてキハ65と、ロクハン製キハ52を使用したキハ58についても公開準備中です。ご期待ください。